主要内容

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Stateflowにおけるフローチャート

Stateflow®フローチャートは,決定木や反復ループなどのロジックパターンをモデル化するグラフィカル構造体です。フローチャートは,特定の結果が前の結果に依存することのない組み合わせ論理を表します。コネクティブジャンクションと遷移を組み合わせて、ステートを使わずにフロー チャートを作成します。ジャンクションは、異なる遷移パス間での判定分岐を提供します。フロー チャートの実行は、デフォルト遷移から始まり、終端ジャンクション (有効な出力遷移をもたないジャンクション) で終わります。

ベストプラクティスの1つとして,フローチャートをグラフィカル関数でカプセル化することで,チャートのどこからでも呼び出せるモジュール式の再利用可能なロジックを作成できます。グラフィカル関数の詳細は,グラフィカル関数の定義によるロジックパターンの再利用を参照してください。

単純なif - elseロジックをモデル化するフローチャートの例を次に示します。

このフローチャートは次のコードをモデル化しています。

如果y = 1;其他的y = 0;结束

フローチャートの描画

コネクティブジャンクションを複数の遷移パス間の分岐点として使用することにより,フローチャートを手作業で描画してカスタマイズすることができます。

  1. チャートを開きます。

  2. エディターツールバーから,コネクティブジャンクションツールを使って1つ以上のコネクティブジャンクションをチャートにドラッグします。

  3. ジャンクション間の遷移パスを追加します。

  4. 遷移にラベルを付けます。

  5. フローチャートの実行が開始されるジャンクションに,デフォルト遷移を追加します。

フローチャート作成のベストプラクティス

効率的で精度の高いフローチャートを作成するには,以下のベストプラクティスに従います。

デフォルト遷移は1つのみ使用する

終端ジャンクションは1つのみとする

すべての遷移パスを終端ジャンクションに収束させる

無条件遷移を,終端ジャンクションを除く各ジャンクションから設定する

更新処理には条件アクション(遷移アクションではなく)を使用する

以下はこれらのベストプラクティスを説明した例です。

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