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controlrules

Western Electric 管理ルールと Nelson 管理ルール

構文

R = controlrules('rules',x,cl,se)
[R,RULES] = controlrules('rules',x,cl,se)

説明

R = controlrules('rules',x,cl,se)は、ベクトルx内のどの点がrulesの管理ルールに違反するかを判定します。clは、中心線の値のベクトルです。seは、標準誤差のベクトルです (通常、管理図上の管理限界はcl3*seおよびcl+3*seという値になります)。rulesは、管理ルールの名前、または複数の管理ルール名が含まれている string 配列または cell 配列です。xn個の値を含み、rulesm個のルールを含むとき、Rnm列の logical 配列であり、R(i,j)の値は、点iがルールjに違反している場合は1、違反していない場合は0です。

以下に使用可能なrulesの値を示します (一重引用符で囲む)。

  • we1— 1 点がcl+3*seより大きい

  • we2— 3 点のうち 2 点がcl+2*seより大きい

  • we3— 5 点のうち 4 点がcl+seより大きい

  • we4— 8 点のうち 8 点が次の値より大きいcl

  • we5— 1 点がcl3*seより小さい

  • we6— 3 点のうち 2 点がcl2*seより小さい

  • we7— 5 点のうち 4 点がclseより小さい

  • we8— 8 点のうち 8 点が次の値より小さいcl

  • we9— 15 点のうち 15 点がclsecl+seの間

  • we10— 8 点のうち 8 点がclseより小さいかcl+seより大きい

  • n1— 1 点がcl3*seより小さいかcl+3*seより大きい

  • n2— 9 点のうち 9 点が次の値と同じ側にあるcl

  • n3— 6 点のうち 6 点が増加または減少している

  • n4— 14 点が上下を繰り返している

  • n5— 3 点のうち 2 点が同じ側でcl2*seより小さいかcl+2*seより大きい

  • n6— 5 点のうち 4 点が同じ側でclseより小さいかcl+seより大きい

  • n7— 15 点のうち 15 点がclsecl+seの間

  • n8— 8 点のうち 8 点がどちらかの側でclseより小さいかcl+seより大きい

  • we— すべての Western Electric ルール

  • n— すべての Nelson ルール

複数点ルールでは,点iでのルール違反は、点iで終わる点集合がルールをトリガーしたことを示します。点iは、ルールの条件に違反した複数点の 1 つである場合にのみルール違反と判断されます。

xcl、およびseの値がNaNである点はルール違反と判断されることはなく、他の点のルールにはカウントされません。

管理ルールは関数controlchart'rules'パラメーターの値として指定できます。

[R,RULES] = controlrules('rules',x,cl,se)は、適用されたルールをリストするテキストRULESの cell 配列を返します。

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標本データを読み込みます。

loadparts;

管理外の測定値を示すために、we2ルールを使用して Xbar 管理図を作成します。

st = controlchart(runout,'rules','we2'); x = st.mean; cl = st.mu; se = st.sigma./sqrt(st.n); holdonplot(cl+2*se,'m')

Figure contains an axes object. The axes object with title XBAR control chart contains 5 objects of type line. These objects represent Data, Violation, Center, LCL/UCL.

管理外の点が赤い円で示されていることがわかります。

controlrulesを使用して管理ルールに違反する測定値を識別します。

R = controlrules('we2',x,cl,se); I = find(R)
I =6×121 23 24 25 26 27

バージョン履歴

R2006bで導入

参考