2 つのy軸があるチャートの作成
この例では、関数yyaxis
を使用して、左側と右側にy軸があるチャートを作成する方法を説明します。また、各軸にラベルを指定し、複数プロットを組み合わせ、片側または両側に関連付けられたプロットをクリアする方法も示します。
左のy軸に対してデータをプロット
左側と右側にy軸を1本ずつもつ座標軸を作成します。yyaxis left
コマンドは座標軸を作成し、左側をアクティブにします。その後に来るplot
などのグラフィックス関数は、アクティブな側をターゲットにします。左のy軸に対してデータをプロットします。
x = linspace(0,25); y = sin(x/2); yyaxisleftplot(x,y);
右のy軸に対してデータをプロット
yyaxis right
を使用して右側をアクティブにします。次に、一連のデータを右のy軸に対してプロットします。
r = x.^2/2; yyaxisright情节(x, r);
タイトルと軸ラベルの追加
yyaxis left
コマンドとyyaxis right
コマンドを使用して、座標軸のどちらの側をアクティブにするかを制御します。次に、タイトルと軸ラベルを追加します。
yyaxislefttitle('Plots with Different y-Scales') xlabel('Values from 0 to 25') ylabel('Left Side') yyaxisrightylabel('Right Side')
各側に対する追加データのプロット
hold on
コマンドを使用して、左側にラインを 2 本追加します。右側にエラー バーを追加します。新しいプロットは、対応するy軸と同じ色を使用し、ライン スタイルを順番に繰り返し使用します。hold on
コマンドは、左側と右側の両方に作用します。
holdonyyaxislefty2 = sin(x/3); plot(x,y2); y3 = sin(x/4); plot(x,y3); yyaxisrightloadcount.dat; m = mean(count,2); e = std(count,1,2); errorbar(m,e) holdoff
座標軸の片側のクリア
座標軸の右側からデータをクリアするには、最初に右側をアクティブにし、次にcla
コマンドを使用します。
yyaxisrightcla
座標軸のクリアと右のy軸の削除
cla reset
を使用して、座標軸全体をクリアし、右のy軸を削除します。
clareset
この状態でプロットを作成すると、y軸は 1 つのみになります。たとえば、単一の y 軸に対して 3 本のラインをプロットします。
xx = linspace(0,25); yy1 = sin(xx/4); yy2 = sin(xx/5); yy3 = sin(xx/6); plot(xx,yy1,xx,yy2,xx,yy3)
既存チャートへの 2 番目のy軸の追加
yyaxis
を使用して、2 つ目のy軸を既存のチャートに追加します。既存のプロットと左のy軸の色は変わりません。右のy軸は座標軸の色の順序における次の色を使用します。座標軸に追加された新しいプロットは、対応するy軸と同じ色を使用します。
yyaxisrightrr1 = exp(xx/6); rr2 = exp(xx/8); plot(xx,rr1,xx,rr2)