WSDL ドキュメントを使用するサービスへのアクセス
WSDLドキュメントでは,標準形式を使用してサーバーの演算,引数,トランザクションを記述します。関数matlab.wsdl.createWSDLClient
は、サーバーの API を使用できるようにする MATLAB®クラスを作成します。
関数matlab.wsdl.createWSDLClient
を使用するには、サービスの WSDL ドキュメントの場所を特定します。この関数は WS-I 1.0 標準準拠の WSDL ドキュメントと共に機能し、次のいずれかの形式を使用します。RPC-literal、Document-literal または Document-literal-wrapped です。matlab.wsdl.createWSDLClient
は RPC-encoded をサポートしていません。
サポートされているバージョンの OpenJDK™、または Oracle®Java®JDK™ および Apache™ CXF のプログラムをダウンロードする必要があります。
サービスにアクセスするには、以下のようにします。
Java JDK および Apache CXF プログラムをインストールして、配置するか、そのいずれかを行います。
関数
matlab.wsdl.setWSDLToolPath
を使用して、JDK および CXF プログラムへのパスを設定します。セッション中、パスの値はユーザー基本設定に保存されるので、それらを一度だけ指定する必要があります。WSDL ドキュメントから生成されるファイルを使用する場所に MATLAB の現在のフォルダーを移動します。このフォルダーの書き込み権限が必要です。
関数
matlab.wsdl.createWSDLClient
を実行し、WSDL ドキュメントの場所を URL またはファイルへのパスとして指定します。この関数はサーバーの API を MATLAB クラスに変換し、現在のフォルダー内にクラス フォルダーを作成します。クラス フォルダーにはサーバーの API を使用するためのメソッドが含まれます。関数は常に、クラスと同じ名前をもつコンストラクター メソッドを作成します。
関数
matlab.wsdl.createWSDLClient
は一度だけ実行します。その後はいつでもクラスにアクセスできるようになります。サービスの操作を使用するたびに、クラスのオブジェクトを作成します。
クラスに関する情報を表示して、どのメソッド (操作) が利用できるかを見ることができます。
オブジェクトのメソッドを使用してサーバーでアプリケーションを実行したり、データを交換します。
MATLAB は自動的に XML データ型と MATLAB 型間の変換を行います。
参考
matlab.wsdl.createWSDLClient
|matlab.wsdl.setWSDLToolPath