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モデルコンフィギュレーションセットは,モデルのパラメーターに対する値の名前付きコレクションです。
モデルには,複数のパラメーター値のセットを関連付けることができます。モデルに関連付けられたコンフィギュレーション セットは、いずれかまたはすべてのコンフィギュレーション パラメーターに別の値を指定できます。”“アクティブなコンフィギュレーションのパラメーター値がモデルに使用されます。アクティブなコンフィギュレーションは,モデルに連結されている任意のコンフィギュレーションセットに素早く変更できます。
次のような場合,モデルで複数のコンフィギュレーションセットを使用します。
いくつかのパラメーターの値を変更した後,モデルの実行の相違点を比較する。
モデルを異なるコンテキストで使用する際,モデルに異なるコンフィギュレーションを使用する。
この例では,モデルsldemo_fuelsys_dd
を,異なるソルバーを指定する2つのコンフィギュレーションセットを持つように設定します。その後,コンフィギュレーションの一方をモデルvdp
にコピーして,それをvdp
の既定のコンフィギュレーションセットと比較します。
モデルsldemo_fuelsys_dd
には1つのコンフィギュレーションセットが含まれており,それには可変ステップソルバーが使用されています。固定ステップソルバーを使用する別のコンフィギュレーションを追加します。
モデルを開きます。コマンドラインにsldemo_fuelsys_dd
と入力します。
モデルエクスプローラーを開きます。[モデル化)タブで[設計]、[モデルエクスプローラー]をクリックします。
[モデルの階層構造)ペインでモデルノードを展開し,モデル名sldemo_fuelsys_dd
を選択します。
新しいコンフィギュレーションセットは次のいずれの方法でも作成できます。
[追加]メニューの[コンフィギュレーション]を選択します。
ツールバーの[コンフィギュレーションの追加)ボタンをクリックします。
モデルのノードの下の(配置)ノードを選択します。[コンテンツ]ペインで,既存のコンフィギュレーションセットを右クリックして,コンフィギュレーションセットをコピーして貼り付けます。
モデルのノードの下の(配置)ノードを選択します。新しいコンフィギュレーションセットConfiguration1
が[コンテンツ]ペインに表示されます。モデルのアクティブなコンフィギュレーションは、既定のコンフィギュレーションである配置
のままです。
[コンテンツ]ペインで名前Configuration1
をダブルクリックして,コンフィギュレーションの名前をFixedStepConfig
に変更します。固定ステップソルバーの指定は次のセクションで行います。
コンフィギュレーション配置
の名前をVariableStepConfig
に変更します。
コンフィギュレーションセットのパラメーター値を変更するには,そのコンフィギュレーションの[コンフィギュレーションパラメーター]ダイアログボックスを開きます。そのコンフィギュレーションがアクティブであるかどうかにかかわらず,コンフィギュレーションセットを開いて変更できます。
この例では,コンフィギュレーションFixedStepConfig
を変更して,既定の可変ステップソルバーの代わりに固定ステップソルバーを指定します。
モデルエクスプローラーを開きます。
モデルのノードを展開して,その下の(配置)ノードを選択します。
[コンテンツ]ペインでコンフィギュレーションセットFixedStepConfig
を右クリックし,[開く]をクリックします。
[コンフィギュレーションパラメーター]ダイアログボックスで,コンフィギュレーションセットが開きます。
メモ
コンフィギュレーションセットには独自の[コンフィギュレーションパラメーター]ダイアログボックスがあります。コンフィギュレーションセットの状態を変更すると,ダイアログボックスのタイトルバーがそれを反映して変わります。
[ソルバー]ペインで,[タイプ]パラメーターを固定步
に設定します。(好的)をクリックします。
これで,異なるソルバータイプを使用する2つのコンフィギュレーション,VariableStepConfig
とFixedStepConfig
がモデルに含まれました。アクティブコンフィギュレーションを変更してモデルをシミュレートすることで,ソルバーの設定がシミュレーションに与える影響を比較できます。
モデルに関連付けられているコンフィギュレーションセットのうちアクティブなセットは常に1つだけです。アクティブセットは,モデルパラメーターの現在の値を決定します。モデルの実行中を除いて、アクティブまたは非アクティブなセットのパラメーター値はいつでも変更できます。そうすることで、テスト用、量産用など、目的に応じてモデルをすばやく設定し直すことができます。
前のセクションで作成した固定ステップのコンフィギュレーションをアクティブにするには,以下を行います。
モデルエクスプローラーを開きます。
モデルのノードを展開して,その下の(配置)ノードを選択します。
[コンテンツ]ペインでコンフィギュレーションセットFixedStepConfig
を右クリックし,[アクティブにする]をクリックします。
アクティブなコンフィギュレーションには,コンフィギュレーション名の右側に(主动)と表示されます。
モデルエクスプローラーの[モデルの階層構造)ペインに表示されるモデル間でコンフィギュレーションセットを削除,コピー,移動するには,[編集]またはコンテキストメニューを使用します。
この例では,コンフィギュレーションFixedStepConfig
をモデルvdp
にコピーします。
モデルvdp
を開き,モデルエクスプローラーを開きます。
[モデルの階層構造)ペインで,モデルsldemo_fuelsys_dd
のノードを展開して,その下の[コンフィギュレーション]ノードを選択します。
[コンテンツ]ペインでFixedStepConfig
を右クリックし,コンテキストメニューで[コピー]をクリックします。
[モデルの階層構造)ペインでモデルノードvdp
を右クリックし,[貼り付け]をクリックします。
モデルvdp
でコンフィギュレーションFixedStepConfig
をアクティブにします。
ドラッグアンドドロップを使用してコンフィギュレーションセットをコピーするには,マウスの右ボタンを押しながらコンフィギュレーションセットをコピーの作成先モデルの[コンフィギュレーション]ノードにドラッグします。
ドラッグアンドドロップを使用して,モデルからモデルにコンフィギュレーションセットを移動させるには,マウスの左ボタンを押しながらコンフィギュレーションセットを目的のモデルの[コンフィギュレーション]ノードまでドラッグします。
メモ:
モデルのアクティブなコンフィギュレーションセットは移動も削除もできません。
コンフィギュレーションセットをモデルの内部に保存すると,モデルの保存時にコンフィギュレーションセットが保存されるようになります。または,コンフィギュレーションを他のモデルと共有するため,独立型のコンフィギュレーションセットとしてモデルの外部にコンフィギュレーションセットを保存することもできます。コンフィギュレーションセットは仿真金宝app软件®データディクショナリに保存するか,垫ファイルまたはスクリプトにエクスポートすることができます。独立型のコンフィギュレーションセットをベースワークスペースに保存する場合,保存するにはそれを垫ファイルかスクリプトにエクスポートしなければなりません。
コンフィギュレーションセットをモデルの外部に保存するには,仿金宝app真软件データディクショナリにコンフィギュレーションを保存します。データディクショナリを使用して,コンフィギュレーションを共有およびアーカイブできます。そのコンフィギュレーションをモデルで使用するには,コンフィギュレーション参照を使用します。詳細については,コンフィギュレーションの複数のモデル間での共有を参照してください。
コンフィギュレーションセットの設定は,垫ファイル内の金宝app仿真软件。ConfigSet
オブジェクトとして,またはMATLAB®関数またはスクリプトとして保存することもできます。異なるコンフィギュレーションセットの設定を比較する場合,コンフィギュレーションセットをMATLAB関数またはスクリプトにエクスポートします。ただし,独立型のコンフィギュレーションセットを保持する必要がある場合には,コンフィギュレーションをファイルにエクスポートすることは推奨されません。コンフィギュレーションセットを使用するときに手動で読み込まなければならなくなるためです。代わりに,コンフィギュレーションセットを仿真金宝app软件データディクショナリに保存してください。
この例では,モデルvdp
にコピーしたコンフィギュレーションセットFixedStepConfig
を,モデルエクスプローラーを使用して保存します。
モデルエクスプローラーを開きます。
[モデルの階層構造)ペインで,モデルノードvdp
を展開して,その下の[コンフィギュレーション]ノードを選択します。
[コンテンツ]ペインで,コンフィギュレーションFixedStepConfig
を右クリックして[エクスポート]を選択します。
[コンフィギュレーションをファイルへエクスポート]ダイアログボックスで,ファイル名とファイルの種類を指定します。この例では,コンフィギュレーションをFixedStepConfig.m
として保存します。
00
拡張子を指定すると,コンフィギュレーションセットオブジェクトを作成するMATLAB関数がファイルに含まれます。.mat
拡張子を指定すると,コンフィギュレーションセットオブジェクトがファイルに含まれます。
メモ
このファイル名にはモデル名と同じ名前を指定しないください。このファイル名がモデルと同じ名前になっていると,ソフトウェアがファイルを読み込むときに,どのファイルがコンフィギュレーションセットオブジェクトを含んでいるかを識別できません。
コンフィギュレーションセットを後のリリースで使用する場合,.mat
拡張子を指定します。00
拡張子を指定すると,まれに,依存関係の変更によってパラメーター値が変わることがあります。
[保存]をクリックします。金宝app仿真软件はコンフィギュレーションセットを保存します。
モデルvdp
から保存したコンフィギュレーションセットを読み込むには,以下のようにします。
モデルvdp
を開きます。
モデルエクスプローラーを開きます。
[モデルの階層構造)ペインで,モデルを右クリックして,[コンフィギュレーション]、[インポート]を選択します。
[コンフィギュレーションをファイルからインポート]ダイアログボックスで,コンフィギュレーションセットオブジェクトを作成する関数を含むMファイルまたは,コンフィギュレーションセットオブジェクトを含む垫ファイルを選択します。この例ではFixedStepConfig.m
を選択します。
[開く]をクリックします。金宝app仿真软件はコンフィギュレーションセットを読み込みます。
メモ
無効なカスタムターゲットを含むコンフィギュレーションセットオブジェクトを読み込むと,システムターゲットファイル(金宝app仿真软件编码器)パラメーターが(ert.tlc)
に設定されます。
システムで使用できないコンポーネントを含むコンフィギュレーションセットを読み込むと,欠落しているコンポーネントのパラメーターが既定値にリセットされます。
2つのコンフィギュレーションセットをMファイルまたは垫ファイルとして保存すると,関数visdiff
を使用して視覚的に比較できます。この関数は比較ツールを開き,2つのファイルの相違点を示します。比較ツールの詳細については,金宝app仿真软件モデルの比較を参照してください。
この例では,既定のコンフィギュレーション配置
を,モデルvdp
にコピーしたコンフィギュレーションFixedStepConfig
と比較します。
コンフィギュレーションセットを保存するに示すように,コンフィギュレーションFixedStepConfig
をファイルFixedStepConfig.m
に保存します。
同じ手順に従って2つ目のコンフィギュレーション配置
をファイルDefaultConfig.m
に保存します。
ファイルを比較します。
visdiff (“FixedStepConfig.m”,“DefaultConfig.m”);