主要内容

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イメージビューアーアプリでのピクセル情報の取得

イメージビューアーアプリは,個々のピクセルやピクセルのグループのピクセル値および座標を確認できるツールを提供します。ピクセルの位置と値の情報を保存することができます。

イメージビューアーでの個々のピクセル値の特定

イメージビューアーではイメージ内の個々のピクセルの場所と値に関する情報がツールの左下隅に表示されます。ピクセルの値と位置の情報は,ポインターの現在位置の下のピクセルを表します。イメージ上でポインターを動かすと,イメージビューアーでこの情報が更新されます。

ピクセル情報の形式はイメージタイプによって異なります。

イメージタイプ

ピクセル情報

強度

(X, Y)强度

(30) 13日,82

インデックス付き

(X,Y) [R G B]

(2,6) <4> [0.29 0.05 0.32]

バイナリ

BW (X, Y)

(1) 0

トゥルーカラー

(x, y) [r g b]

(19,10) [15 255 10]

CDataMappingプロパティが直接に設定された浮動小数点イメージ

(X,Y) value [R G B]

(19,10) 82 <4> [15 255 10]

次の図は,ピクセル情報ツールにピクセルの位置とグレイスケールピクセル値が表示されたイメージビューアーを示しています。

メモ

関数impixelinfoを使用して,imshowで图からピクセル値情報を取得することもできます。

表示されたピクセルの位置と値の情報を保存するには,イメージ内のピクセルを右クリックし,[ピクセル情報のコピー]オプションを選択します。イメージビューアーx座標およびy座標とピクセル値をクリップボードにコピーします。右クリックして表示されたコンテキストメニューから[貼り付け]を選択することにより,このピクセル情報をMATLAB®ワークスペースまたは別のアプリケーションに貼り付けることができます。

イメージの領域内でのピクセル値の特定

イメージビューアーに表示されているイメージの特定の領域内のピクセル値を表示するには,ピクセル領域ツールを使用します。ピクセル領域ツールは,イメージビューアーに表示されたイメージの上に”ピクセル領域四角形”と呼ばれる四角形を重ねて表示します。この四角形は,ピクセル領域ツールウィンドウに極端なクローズアップビューで表示されるピクセルのグループを定義します。

次の図は,ピクセル領域ツールを使用した場合のイメージビューアーを示しています。ピクセル領域ツールでは,表示されたツール自身のピクセル情報ツールがどのように含まれるかを確認してください。

以下の節では,ピクセル領域ツールの使用に関する詳細を説明します。

メモ

関数impixelregionを使用することにより,imshowを使用して表示された場合など,图からピクセル領域情報を取得することもできます。

領域の選択

ピクセル領域ツールを起動するには,イメージビューアーのツールバーで[ピクセル領域)ボタンをクリックするか,[ツール]メニューから[ピクセル領域)オプションを選択します。イメージビューアーはターゲットイメージの中央にピクセル領域四角形を表示し,ピクセル領域ツールを開きます。

メモ:

イメージをスクロールすることは,現在表示されているイメージの部分からピクセル領域四角形を移動することになります。ピクセル領域四角形を現在表示されているイメージ部分の中央に戻すには,ピクセル領域ボタンを再度クリックしてください。大きいイメージ内でピクセル領域ツールを見つける方法は,ピクセル領域四角形の位置の決定を参照してください。

マウスを使用して,ピクセル領域四角形上にポインターを配置します。ポインターは,花形に変化します。

左マウスボタンをクリックして,ピクセル領域四角形をイメージの任意の部分にドラッグします。ピクセル領域四角形をイメージ上で移動すると,ピクセル領域ツールによって表示されるピクセル値が更新されます。さらに,ピクセル領域ツールウィンドウのスクロールバーを動かすことによってもピクセル領域四角形を移動することができます。

表示のカスタマイズ

イメージピクセルのクローズアップを取得するには,ピクセル領域ツールのツールバーのズームボタンを使用します。ズームインするとピクセル領域ツールで表示されるピクセルのサイズが大きくなり,表示されるピクセル数が少なくなります。ズームアウトするとピクセル領域ツールで表示されるピクセルのサイズが小さくなり,表示されるピクセル数が多くなります。倍率を変更せずに,ツールで表示されるピクセル数を変更するには,マウスを使用してピクセル領域ツールのサイズを変更します。

ズームインまたはズームアウトに伴い,ピクセル領域四角形のサイズが倍率に従ってどのくらい変化するかを確認してください。ピクセル領域四角形のサイズは,マウスを使用して変更できます。ピクセル領域四角形のサイズを変更すると,ピクセル領域ツール内に表示されるピクセルの倍率も変更されます。

倍率によっては,ピクセル領域ツールで各ピクセルの上に数値が表示されます。RGBイメージの場合,この情報にはイメージの帯域ごとに1つ合計3つの数値が含まれます。インデックス付きイメージの場合、この情報にはインデックス値、および関連する RGB 値が含まれます。表示に数値を含めない場合は、ピクセル領域ツールの[編集]メニューで[ピクセル値の重ね書き]オプションをオフにします。

ピクセル領域四角形の位置の決定

ターゲットイメージ内のピクセル領域の位置を特定するには,ツールの下部に表示されたピクセル情報を使用します。この情報には,ターゲットイメージの座標系のピクセルのx座標およびy座標が含まれます。ピクセル領域四角形をターゲットイメージ上に移動すると,カーソルをピクセル領域ツールに戻すまで,下部に表示されたピクセル情報は更新されません。

さらに,ピクセル領域ツールの[編集]メニューから(位置のコピー]オプションを選択することにより,ピクセル領域四角形の現在位置を取得できます。このオプションは,位置情報をクリップボードにコピーします。位置情報は,[xmin ymin宽度高度]の形式のベクトルです。この位置ベクトルをMATLABワークスペースまたは別のアプリケーションに貼り付けるには,右クリックして表示されたコンテキストメニューから[貼り付け]を選択します。

次の図は,ピクセル領域ツールのこれらの要素を示しています。

ピクセル領域ツールでのイメージ表示の印刷

ピクセル領域ツールに表示されたイメージを印刷できます。ピクセル領域ツールの[ファイル]メニューから[图に出力)オプションを選択します。詳細については,イメージの印刷を参照してください。

イメージビューアーでのイメージ表示範囲の特定

イメージビューアーではグレースケールイメージのピクセルの表示範囲に関する情報が提供されます。表示範囲は座標軸这一プロパティの値です。この値はイメージCDataの图のカラーマップへのマッピングを制御します。这一は2要素のベクトル[cmin cmax]で,カラーマップ(CData)内の最初の色にマップするcmin値,およびカラーマップ(CData)内の最後の色にマップするcmax値を指定します。間のデータ値は,線形にスケーリングされます。

グレースケールイメージの場合,イメージビューアーではウィンドウの右下隅の表示範囲ツールにこの情報が表示されます。イメージビューアーは,インデックス付きイメージ,トゥルーカラーイメージまたはバイナリイメージの表示範囲ツールは表示しません。

この図は,イメージビューアー内の表示範囲情報を持つイメージを示しています。

メモ

関数imdisplayrangeを使用することにより,imshowを使用して表示された場合など,图イメージからイメージ表示範囲を取得することもできます。

表示範囲を調整することにより,イメージのコントラストと明度を変更できます。詳細については,イメージビューアーアプリでのイメージコントラストの調整を参照してください。

参考

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